日本兵の歴史が残る町
ミャンマー最北の州であるカチン州の州都です。ミッチーナはミャンマー語で「大きな川のほとり」という意味で、ミャンマーの中央を流れ最も重要と言われるエーヤワディ川沿いに発展しました。人口は約14万人で、その大半がジンポー族、ラワン族、ラチク族、ザイワ族、ラウンワ族、リス族の6つの少数民族でなされており、彼らの多くはキリスト教徒であるため、町にはたくさんのキリスト教会を見ることができます。また、中国の国境と近いところに位置するため、中国系の人々も多く暮らしています。
また、第二次世界大戦中に戦場となり、ここで多くの人々が亡くなりました。ミッチーナ守備隊の最高司令官であった水上源藏氏は、多くの兵を引き連れ連合軍と戦いましたが二倍の兵力に玉砕しました。それでも引き続き死守命令が出されたのですが、独自の判断で全軍に退去命令を出し、その責任をとってこの地で自決しました。今ではその兵たちの慰霊碑や寺院などが建てられています。
Map of Myitkyina ミッチーナの地図
Access to Myitcyina 交通アクセス
飛行機 Plane
●ヤンゴンから直行便で約1時間半(約US$200)
●マンダレーから約1時間(約US$120)
空港から市内まで三輪タクシーで約15分(約4000K)
電車 Train
マンダレーから約25時間(寝台約22000K、アッパークラス約20000K、オーディナリークラス約10000K)
周辺の観光地
カチン州立民族博物館 Kachin State Cultural Museum
カチン州に住む前述した少数民族の文化や歴史を見ることができます。農具や楽器、民族衣装などが展示されています。
スータウンピー・パヤー Hsu Taung Pye Paya
第二次世界大戦中に犠牲になった日本兵やミャンマー人を弔うために2001年に日本人の寄付により建設された仏塔寺院です。中には、大きな寝仏や、将兵鎮魂の碑が日本語で書かれた招魂之碑などを見ることができます。
ミッソン Myitsone
ミッチーナ最大の観光地で、エーヤワディ川の原点の場所です。ここではビルマ政府とカチン族軍の内戦が行われていましたが1993年に停戦が交わされてから、簡単に訪れることができるようになりました。その停戦調停が交わされた小屋が今でも残っています。食堂や、エーヤワディ川に合流するマリ川とマイ川の2つの川をボートで遡ることもできます。乾季には川で砂金を探す人々も多いです。
インド―ジ湖
ミッチーナの西方にある、長さ36km、幅13kmの湖で、保護地区であるため入域許可が必要です。近くにはゲストハウスもあり宿泊可能です。
パーカン Hpakan
ヒスイの採取地として有名で、買うこともできます。ミッチーナからインド―ジ湖に進むとある場所です。