シャン州といえば、自然豊かなインレー湖が有名ですが、
そのインレー湖から車で約2時間のところに、秘境と呼ばれている場所があることをご存知でしょうか?
その名も「カックーパゴダ」。
2000基を超えるパゴダが建ち並び、その光景はまさに圧巻、時間をかけてでも絶対に訪れるべき場所です。
鈴の音を聞きながらパゴダ群の間を歩くことで、非日常の世界を体験できます。
インレー湖以外にもシャン州には魅力的なスポットがたくさん!
今回は、シャン州へお越しの際はぜひ訪れていただきたいカックーパゴダはもちろん、
せっかくカックーに行くなら訪れてほしいおすすめスポット、カックーツアーの魅力をご紹介!
目次
シュエポンプインパゴダ
ヘーホー空港、ニャウンシュエ方面からくねくねとした山道を上がった先に広がる
大きな都市、タウンジー。その東側の山の上の寺院、シュエポンプイン寺院。
タウンジー市街を見渡す景色が素晴らしいお寺です。
こんなところにどうしてこれだけ大きな街ができたのか、不思議ですね。
カックーパゴダ
ニャウンシュエから車で約2時間、タウンジーから約1時間のところにあるパゴダ群、それがカックーパゴダです。
2478基ものパゴダが建ち並び、パゴダの先端についた鈴が風に揺られさわやかな音を奏でる中、
パゴダ群の間を歩くのは非常に気持ちが良く、心がすっと軽くなります。
歴史
そもそも一体どのようにしてこの膨大な数のパゴダが完成されたのでしょうか?
理由は諸説あり、ガイドさんによって話が違うということもあるそうなのですが…
12世紀バガン王朝時代のアラウンシィードゥー王がこの地域の周辺住民であったパオ族とシャン族に対して、
各家庭につき1基パゴダを寄進することを命じたため、というのが一般的に広く知られているようです。
このような背景から、各家庭の財力によってパゴダの大きさは異なり、また、先端の飾りは部族ごとによって異なります。
先端が丸くなっているのがビルマ型で、細長くなっているのがシャン型です。
カックーパゴダの歩きかた
カックーパゴダはそこまで広くはないので、1~2時間もあればじっくりと観光出来ます。
1つ1つ異なるパゴダを見て違いを楽しんだり、風に揺られる鈴の音に耳を澄ましたり、とゆっくりと時間が流れていく場所です。
パゴダ群に囲まれこの鈴の音を聞いていると、まるで違う世界に来たかのような不思議な気分が味わえます。
日常では得られないこの感覚って、多くの人が旅に求めているもののような気がします。
カックーパゴダを歩いていると、パオ族やシャン族など様々な民族の人々が、多種多様な民族衣装を着ているのを見かけます。
連日多くのミャンマー人がカックーパゴダを訪れているのですが、
特に地元の人々は、満月の日や新月の日などの祭りの時にカックーパゴダに行くことが多いそうです。
また、インドのアショカ王が建設したと言われている白い仏塔のすぐそばに、黄金に塗られた豚の像が祀られており、
この豚は縁起の良いものとされています。
ちなみに、この像の囲いに一部穴が開いていて(赤いテープで囲われている部分)、
そこからお金を丸めて入れ、豚の像にお金が乗ると幸運が訪れると言い伝えられています。
多くのミャンマー人がチャレンジしているのですが、これが意外と難しくなかなか乗らない…
カックーパゴダへお出かけの際はぜひトライしてみて下さい!
素朴で美味しいパオ族料理!
カックーでは、地元のパオ族の料理を味わうことが出来ます。
自然に囲まれながら食べるごはんは格別です!
油は控えめで日本人の口にもよく合い、運がよければミャンマーの納豆も食べられるかも!?
パオ族の村
山にあるパオ族の村ならでは!パオ族の村のある山頂からパオ族の村全体を見渡すことが出来ます。
伝統的な民族衣装を着たパオ族の人々が生活する様子や壮大な自然が楽しめます。
※全体のスケジュールでこの村に寄れる場合、寄れない場合があります
エータヤーワイナリー
カックーからニャウンシュエへ戻る途中や空港へ向かう途中には
ミャンマーで一番最初にできたワイナリー、エータヤーワイナリーへ!
ワイナリー自体の規模は小さく、日や時間によっては公開していないこともありますが
シャン州の雄大な景色を楽しみながら地元のワインを楽しむことができます。
ここから見る夕日も最高です!
私たちHOME Myanmarでは、カックーパゴダはもちろん、パオ料理やパオ族の村、タウンジー市街を一望できるお寺、そしてワイナリーも楽しめるという盛りだくさんの日帰りツアー、“パオ族と出会う旅 カックー1日ツアー”を企画しています。