HOME Myanmarのツアー作り ~想い編~

2020年04月01日
 

 

こんにちは。
シャン州インレー湖を拠点に活動している少し変わった旅行会社、HOME Myanmarです。

 

いろんなことをやりつつも、私たちの事業の根幹でもあるツアーが
どんなことを考えて作られているか、どんな特徴があるのか
今回はそんなお話をさせていただきたいと思います。

 

■ツアーとは何か

まず私たちの考える“ツアー”とは何なのか、その定義を明確にしたいと思います。

私たちが考える“ツアー”というのは、ガイド、専用車(またはボートなど)、そして食事など、ほとんどフルで含まれているもののことを指します。

 

時々、ブログなどで「ゲストハウスで申し込んだインレー湖ツアーに参加してきました!一人約500円でした!」といったものを拝見することがありますが
それはただボートをシェアして、ただボートドライバーが連れ回す、というだけのもので、ツアーではないと考えています。

 

そう、大きく異なることは、ガイドさんが同行するかどうか、ですね。

私たちは、誇りとプライドを持って、“ツアー”というものを準備、企画、催行しています。

 

と言うと、やっぱりインレー湖周辺以外でのツアーに関しては、質が劣ると感じます。

他の地域でも、HOME Myanmarらしいツアーを作っていかないといけませんね。

 
■私たちがツアーを作るときに大切にしていること

私たちがツアーを作るときに大切にしていること、要素があります。

 

① 現地の生活に触れる
② 本当にいいと思ったものをご案内する
③ 最大公約数を求める
④ 専属ガイドがご案内する

 

細かく解説していきます。

 

① 現地の生活に触れる

私たちのツアーでは、現地の生活に触れることを大切にしています。

旅を通して、その国、その土地の文化に触れてほしい。
何より、人の温かさに触れてほしいと考えています。

 

前職の旅行会社時代、デスティネーション競合、という言葉を何度も聞きました。

我々は、ミャンマーにある2700以上の旅行会社と競合する前に、タイやベトナム、カンボジアといった他国と競合しているんだ、というわけです。

 

タイもベトナムもカンボジアも、料理は美味しいし、航空券はミャンマーに行くよりも安い。世界遺産もたくさんある。

では、ミャンマーが勝てる部分は何だろう?

 

やっぱり、人の温かさですよね。

世界中探しても、唯一無二と言ってもいいくらい温かくてほっこり大国のミャンマー

 

ミャンマーに来て人の温かさに触れないなんて、
タイに行ってトゥクトゥクに乗らないようなもの。ベトナムに行ってバインミー食べないようなもの。カンボジアに行ってアンコールワットに行かないようなもの。

 

ということで、ミャンマーという国の一番のストロングポイントである
人の温かさに触れられるよう、現地の生活に入っていくようなツアー作りをしています。

そして、現地の生活に入ってこそ見えてくるもの、得られるものが多々あると信じています。

 

② 本当にいいと思ったものをご案内する

インレー湖だけでも、いわゆる観光スポットは山ほどあります。

レストランもホテルもたくさんあります。

 

その中でも、これはおススメできるな、ここはぜひ行ってもらいたい、そう思えた体験・場所を厳選してご案内しています。

 

当たり前のように感じますが、旅行会社にいても、一度も行ったことがない場所をお客様におススメしている方もたくさんいると思います。仕方ないと言ってしまえば仕方ないのですが、少し残念なことではあります。

 

また大手の旅行会社さんが頻繁に利用しているホテルやレストランが、必ずしもお客様にとっての満足度が一番高い場所かどうかはわかりません。

 

旅行会社向けの対応の良さ(料金や融通が効くかなど)や、キャパシティの問題など様々な理由で妥協して利用している場合もあると思います。

我々は、そういうことにはあまり縛られずに企画・催行しているので、多少原価が高くても、本当におすすめできる場所をご案内したいと思っています。

 

また、ツアーを作る上でガイドさんの意見もたくさん聞き入れています。

当日お客様と同行するのはガイドさんであり、一番現場を見ていますからね!

 
③ 最大公約数を求める

ちょっとわかりずらい表現かもしれません。

 

様々な条件がある中で、お客様の満足度を最大化できるようツアーを作る、ということです。

ツアーに参加されるお客様は、いろんなことを考えながら旅行の計画をされていると考えています。

 

費用 ・ 時間 ・ 期待できる満足度

などなど

 

例えば、

 

●●usd追加すれば、▲▲に行くこともできる!

でも、●●usd出してもらう価値があるかだろうか。

それよりも違う場所で時間をもっと使いたいかもしれない。

ホテルに戻るのが遅すぎるのは嫌かもしれない。

一生に一度かもしれないインレー湖旅行。

どちらが満足度が高いだろうか。

 

それぞれの要素の比重を足したり減らしたりして

最終的にバランスよく、最大公約数に辿り着けるようにと、

割と真剣に考えています。

 

もちろんお客様によって好みは異なるので、それをヒアリングして組み立てていくのが私たちの仕事でもあります。

 

ウェブサイトに掲載しているツアーの内容は、自信をもっておススメできる内容になっていますが

ご希望などは、好きなだけ伝えていただけると嬉しいですね。

 

④ 専属ガイドがご案内する

HOME Myanmarのツアーに同行するガイドさんは、
基本的に専属ガイド(弊社HOME Myanmarの社員であり、ガイドライセンスを所持しているもの)です。

 

私たちのツアーは、本当にオリジナルな内容になっていることが多いため、ガイドさんなら誰でも同行できる、というものではありません

ピークシーズンやご要望に応じて、専属ガイドだけではご対応できないときは、
フリーランスのガイドさんにご同行いただくこともありますが、
そういったフリーランスのガイドの方も、弊社のオリジナルツアーをきちんとガイドしていただけるよう、ガイドトレーニングを受けてもらっています。

 

こんなこと、普通は考えたこともないと思うのですが

ツアーに同行するガイドさんが、専属ガイドかフリーランスのガイドかどうか、って本当に大切だと思います。

 

よくも悪くも、旅行業が発達している場所だと
<市内観光1日ツアー ●●usd!!>などと安い料金で販売されているツアーは、数社で共同催行していたり
販売している人は、誰がガイドするのか、下手したらツアー内容のことすら把握していないケースもあります。

 

特に、よりユニークな体験をしたい、と考えている方には、

“本物のツアー”と“なんちゃってツアー”の見極め方、判断材料の大きな一つになると思います。

オプショナルツアーに参加したいけど、旅行会社、ツアーが多すぎてどれがいいかわからない!というときは、

「ガイドは専属のガイドさんですか?」とぜひ聞いてみてください。

 

ツアーに高いお金を払っていただく最大の価値は、ガイドさんが同行することと言っても過言はありません。

故に、ガイドさんの質はツアーの質、満足度に直結します。

その点でも“専属ガイドがご案内すること”に関しては、絶対的な意味、価値があると考えています。

 

そんなこだわりの強いHOME Myanmarのツアーの詳細は、こちらから!

TOURS

 

このブログを書いていて、至らない部分が多々あると猛省いたしました。

よりツアーの質を上げていけるよう、これからも精進していきます。

 

長々と書いてしまいましたが、ツアー選びの参考になれば嬉しいです。

今度は、HOME Myanmarのツアー作り ~実践編~ について書きたいですね。

 

それでは

04/01/2020