歴史と発展の町
人口約30万人のモン州の州都でミャンマー第三の町です。1826年第一次英緬戦争終結時のヤンダボ条約により一部の土地がイギリスに割譲されて英領ビルマとなり、モーラミャインはその領地の最初の首都になりました。そのため今でも町の中にはコロニアル建築の建物が多く残っています。また、植民地時代に奴隷としてインド人が連れてこられたこともあり今の人口の約3分の1はインド系の人々です。教会も多くキリスト教徒の人々も多く暮らしています。また、ミャンマー第二の港湾都市でタイとの貿易が盛んですが、町の規模は小さく静かで落ち着いています。また、2006年からタイとラオスとベトナムとミャンマーを結ぶ東西経済回廊の起点となり、これからも注目される町です。
Map of Mawlamyaing モーラミャインの地図
Access to Mawlamyaing 交通アクセス
電車 Train
ヤンゴンから約10時間(約5000K)
バス Bus
●ヤンゴンから約7時間(約10000K)
●パアンから約2時間(約1000K)
周辺の観光地
タンルィン川 Salween River
チベットから中国の雲南省、ミャンマーを流れてきた大河の終点の川でマルタバン湾に注ぎます。長さは2815kmあります。綺麗な夕日を見ることができます。
マハムニ・パヤー Mahamuni Paya
モウラミャインの最も北にある最大の仏塔で、大小の仏塔が建ち並んでおりモン族の様式で作られています。見晴らし台もあり市街やタンルィン川が一望できます。
モン州立博物館 Mon State Cultural Museum
モン州の伝統的な手工芸品やコイン、食器、人形、楽器、シン・サンフー女王の冠、仏像などが展示されています。
ガウンセー島 Gaung Say Island
モウラミャインの船着場から約5分のところにある島で、インワ王朝時代に王の洗髪の時の水はここの島の泉から採られたものとされるため、シャンプーアイランドとも言われています。島全体聖域となっており、土足厳禁です。また、仏陀の聖髪が収められていると言われるサンホーシン・パヤーなどの仏塔が様々な様式で建てられているため、見比べると面白いです。
ビルー島 Bilu Kyun
モウラミャインからボートで約1時間かかる大きな島です。74の村があり、織物やパイプ、輪ゴム、黒板などの職人工房を見ることができます。
座仏 Sitting Buddha
高さ54.86kmの建設中の座仏で、正式な名称はなく完成時につけられるそうです。
ノアラボー・パヤー Nowrlaboo Taung Paya
モウラミャインから車で約40分行ったところにある山頂に、ゴールデンロックでおなじみのチャイティーヨー・パゴダと同じように不思議なバランスで立っている岩の上に仏塔が建てられています。仏陀の毛髪の力によりこのバランスが保たれていると言われ聖地となっています。乾季が巡礼シーズンとなっています。
チャイッカミ Kyaikkami
モウラミャインからバスで約3時間行ったところにある村で、イーレー・パヤーという海に浮かんでいるように建てられた水中寺院があります。この寺院は、約2200年前にスリランカから流れてきた4本の仏像のうち一つがこの村に流れ着き、その仏像を安置するために建てられたそうです。本殿は女人禁制となっています。時期によっては陸と分断されます。
カウナット・パゴダ・コンパウンド Kawhnat Pagoda Compound
モウラミャインから車で約30分のところにある寺院です。蒸気船ビジネスなどで活躍したウー・ナー・オークという人物が建て、中は精緻な木彫りの装飾やステンドグラス、金細工を見ることができ、その技術の美しさに感動します。