古都
1433年から約350年間アラカン王国として栄えた都市で、当時インド洋の交易拠点として大量の宝石が取引され、ポルトガル人に「黄金の都市」と形容された古都です。バングラデシュとの国境に近く、手つかずの自然に囲まれた美しい町です。ここにあるミャウー遺跡は、バガン遺跡と並ぶ古代遺跡として近年人気が高まっており、ヒンドゥー教の要素を色濃く残す仏教遺跡群を見ることができます。
Map of Myauk-U ミャウーの地図
Access to Myauk-U 交通アクセス
バス Bus
●ヤンゴンから約20時間(約30000K)
●マンダレーから約18時間(約30000K)
●マグウェから約11時間(約30000K)
フェリー Ferry
ヤンゴンからシットウェーまで飛行機で約85分
シットウェーから
●スローボートは約4時間半(約US$10)
●スピードボートは約3時間(約US$20)
船着場から市街までサイカーや3輪タクシー(約2000K)
周辺の観光地
王宮跡と考古学博物館 Palace Excabate Site & Archeological Museum
アラカン王国の最盛期を極めた15世紀のミンブン王の時代に建てられた王宮で、当時は黄金や宝石で飾られた豪華な建物だったそうですが、いまでは雑草に覆われた外壁のみしか見ることができません。
博物館の方では小さな仏塔や仏像、アラビア文字の碑文やポルトガル人の墓石などの、アラカン王国時代の交易などで栄えていた文化を垣間見ることができます。
シッタウン寺院 Sittaung Temple
1535年にバングラデシュとの闘いに勝利した際、戦勝記念としてミンブン王によって建てられた寺院で、ベルの形をした約26mの大仏塔と、その周りに小さな33個の仏塔があります。別名を八万仏寺といい、狭い回廊内に8万体の仏像と遺物が奉納されているため、強い迫力と荘厳な雰囲気が漂います。境内は大きな石によってつくられた5つの回廊から成り立ちます。
ダッカンゼイン寺院 Htuk Kant Thein Temple
1571年にアラカン王国のミンパラウン王によって建てられた寺院で、城壁のような独特の形状をしていて美しいです。内部の回廊には146体の仏像が収納されています。
アンドー・テイン寺院 Andaw Thein Temple
1521年に元々ミンフララザ王により建てられたのですが、ミンブン王がスリランカから持ち帰ったとされる仏陀の歯を奉納するため1598年にミンラザヂー王により再建されました。レンガを積み重ねてつくられた柔らかな曲線が特徴の仏塔です。
マハーボディ・シュエグー Mahabodhi Shwegu
丘の上にひっそりと建てられた小さな寺院で、中ではユニークな仏教絵画や2mほどの仏像を見ることができます。
コウタウン・パヤー Koe Thaung Paya
1553年から1556年にミンブン王の息子のディカ王によって建てられました。回廊に約9万体もの仏像が置かれてあり、その様子は圧巻です。
マハムニ・パヤー Mahamuni Paya
ミャウーから北に30kmほど行ったところにあり、紀元前554年に仏陀が訪れたと言われている由緒ある寺院です。マンダレーのマハムニ・パヤーにある仏像は1784年にこの寺院からボードーパヤー王により持ち帰られたものとされています。敷地内には博物館もあります。
ウェザリ Wethali
ミャウーから北に8kmほど行ったところにある、ラカイン王朝の城壁跡やヒンドゥー教の神像や、327年にインドから大きな石仏を運んで建てられたと言われている寺院などが残る村です。