ニャウンシュエの朝は早く、早朝から人々が街を行き交い、
楽しそうに世間話をしていたり、喫茶店でゆっくりとお茶を飲んでいたり、
外国人を見つけてはしつこいぐらいにインレー湖のボートの呼び込みをしていたり
…と少し街を歩いただけでニャウンシュエの人々が実際に暮らしている様子を見ることが出来ます。
そして、ニャウンシュエの朝を語る際に欠かせないのが、朝のマーケット!
マーケットには新鮮な野菜や肉・魚など様々な食材が並び、シャンヌードルやウェッターチン(豚とお米を蒸したもの)など朝食にぴったりのローカルフードを楽しむことが出来ます。
今回は、ローカルな生活を肌で感じるにはぴったり、地元の人々で賑わうニャウンシュエの朝のマーケット「ミンガラーマーケット」の魅力をお伝えします!
目次
場所・日時
ミンガラーマーケットは、タウンジー・シュエニャウン方面からニャウンシュエの町に入ってすぐのところにあります。
毎日早朝から夕方4時頃までマーケットは開かれています。
しかし、新月の日と満月の日は閉まっているのでご注意を!
マーケットに並ぶ地元の食材
マーケットには、新鮮な野菜や肉・魚、唐辛子やヤシ砂糖といった調味料など、ミャンマーの食卓に欠かせない食材が揃っています。
日本では見かけない野菜や南国ならではの食材が野菜や果物が並んでいます。
ミャンマーのねっとりとした食感のバナナは一本200チャット(約14円)という破格の安さ!
肉は部位を選び、好みの大きさにカットしてくれます。
パッと見た感じだと、豚肉や鶏肉が多く、牛肉はあまり見かけませんでした。
魚はインレー湖の魚または川魚があり、魚が大胆に並べられて売られています。
ちなみにインレー湖の魚は少し臭いがするので、料理をする時にタマリンドのジュースを入れると臭みが気にならなくなるそうです。大きい魚はヤンゴンのほうから運ばれてきているようです。
大量に盛られた唐辛子やヤシ砂糖、ターメリック(ウコン)もミャンマーのマーケットならでは!
種類も豊富で、その様子からこれらがミャンマー人の食生活に欠かせないことが分かります。
このように、毎日多くの地元の人々が買い物かごを下げてこのマーケットを訪れるのも納得!の安さと品揃えなのです。
ローカルフードにトライ!
マーケットを歩いていると、至るところに美味しそうな食べ物が…!
観光で来るとなかなか食材を買って料理することは難しいと思うので、ある程度食材を見たら、次はローカルフードを食べてみましょう!
サモサやミャンマー風天ぷらなどの揚げ物や砂糖にどっぷりと使ったお菓子、さらにはシャンの名物料理として有名なシャンヌードルやウェッターチン(豚とお米の蒸し物)、ヒントゥ(ネギ入り米粉のバナナの葉包み蒸し)など種類が豊富!
出来ることなら全部食べたい…でもおなかに限界がある…ということで、
いくつかおすすめをご紹介します!
トーフヌェ
ミャンマー語でトーフと言うので、覚えやすいのですが、日本人が普段食べる大豆で作られた豆腐とは少し異なり
ミャンマーのトーフは、ひよこ豆で作られています!
トーフを使った料理はたくさんありますが、シャン州名物は何と言ってもトーフヌェ。
ミャンマー全土で人気のシャンヌードル(もち米の麺料理)と同じくらい、もしかしたらそれ以上に地元の人はよく食べています。
トーフヌェは、もち米の麺に、スープではなく、ひよこ豆で作られたトーフのペーストをかけていただきます。熱々でとろとろしているので、あんかけのような食感でとても美味しい!外国人のお客さんも、一度食べるとハマってしまう人は多い一品です。
ウェッターチン
赤紫に染まったお米、それがウェッターチンです。
豚肉と米をバナナの葉に包み蒸したものに、油とフライドガーリックがかかっています。
ウェッターチンはもともとインレー湖で暮らすインター族の人々の食べ物で、湖で漁をする彼らにとって持ち運びやすいため、バナナの葉に包んであるそうです。
ちなみに、ウェッターチンの上に乗っかている黄色いご飯は、ガータミンネと呼ばれる料理です。それぞれ別々に売られていますが、乗っけて混ぜて食べるのが地元流!
ミャンマー語でガーは魚のこと。魚のフレークとターメリックで味付けされていて、さっぱりした味わいです。
横のプレート盛られているのは、ウェッターキンバウンチョーという、豚肉とネギの天ぷら!
まさにかき揚げのような天ぷらで、日本人は大好きな味です!
これまた一緒に食べると美味しい!
ヒントゥ
ヒントゥとは、米粉とネギを合わせバナナの葉に包み蒸したもので、ネギのシャキシャキとした食感と米粉のもちもちした食感が相性ばっちり!
ウェッターチン同様、ぜひ豚肉とネギの天ぷらと一緒に召し上がって下さい!
ニャウンシュエの朝のマーケットでローカルな生活を覗いてみよう!
ニャウンシュエで地元の人々が生活する様子を肌で感じたい方にはぴったりの「ミンガラーマーケット」。
日本では見かけないローカルな食材を見て楽しみ、地元の人々のおなかを満たす朝ごはんを実際に食べ、ローカルな気分を味わってみませんか?
HOME Myanmarでは、地元の人々で賑わう朝のマーケット「ミンガラーマーケット」を散策し、ローカルフードを楽しむ、“ニャウンシュエ フードツアー”をご用意しております。
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Nyaung Shwe Food Tour / ニャウンシュエ フードツアー