第5回となる『晴れときどき大嵐~海外で働く人とのキャリアトーク~』を開催しました。
今回は約10名の方にご参加いただき、海外を舞台に挑戦する、まさに等身大のお話を聞いていきました。
イベントの概要はこちらから
第5回は現在ベトナムで働き、インドに転職予定の黒沢拓也さんにお話しをお伺いしました。
経歴トーク
黒沢さんは昔から海外への憧れがあったり、海外で働くことを夢見ていたわけではないそうです。
しかし、社会人でのニューヨーク語学留学、ベトナムの日系企業への転職など、今や海外での生活を充実させています。
そんな黒沢さんの高校時代からお話しをお伺いしました。
黒沢さんは神奈川県の私立高校を卒業。高校生の時は勉強よりも音楽にのめりこむ生活でギターにハマっていたとか。
そして大学は専修大学の国際経済学科に入学。この時にも国際系の勉強や海外に特に関心があったというわけではなかったそうです。
大学生活でも音楽のサークルに入り、将来は自分が海外で働くなど考えたこともなかったとのことです。
そのためもちろん大学生で語学留学などもしていませんでした。
就職活動は当時リーマンショックの時代だったこともあり苦労されたそうですが、
自分が働いている姿がイメージできるかどうかということを重視し、会社選びをしていたそうです。
そしてメーカーか商社の営業をしたいと考え、東京のネットワーク機器卸に入社。
そして働き始めて2年程経った時、海外で働くということが視野に入ってきたそうです。
どうして急に海外が視野に入ってきたのですか?という問いに対し、黒沢さんはこう語ってくださいました。
「今までの自分の人生に対してコンプレックスだらけで、こんな人生だとつまらないなと感じた。今からでも、変化のある人生にしたかった。」
そして、自分の進むべき道を模索し、海外の人材をマネジメントできる能力を持っていれば、今後日本でも必要とされる人材になれるのではないかと考えたそうです。
3年半で退社後、現地採用として求められる最低限の英語レベルを付けるためにニューヨークに語学留学。
学生ビザを取り、語学学校に1年半通いました。
ニューヨークでの生活は、華やかなものではなく物価も高い中で苦労されたそうです。
また、仕事に対するブランクを空けたくないという思いもあり、語学学校に通いながらニューヨークのコンサル企業でインターンシップをされていました。
そして語学留学終了後、ベトナム・ハノイにて日系空調メーカーに入社。
ベトナムを選んだ理由は、仕事をする上でスピード感も変化もあって面白いと思ったからだそうです。
ベトナムの日系サブコンをメインのお客様として営業で活躍されています。
現在、新型コロナウイルスの影響で帰国が遅れているそうですが、
次の仕事としてはインドの日系化学素材メーカーに転職予定。
インドという国そのものの魅力に惹かれただけでなく、その厳しい環境で仕事の実績を残したいと考えているそうです。
このように、社会人になってから様々な挑戦を繰り返した黒沢さん。
その価値観の変化などについてもお伺いしてみました。
テーマトークと質問コーナー
Q. 人生最大のターニングポイントは?
A. アメリカ留学を決断したとき。それまでは流れに身を任せ、気が付いたらこうなっていた、という人生を歩んできた。
アメリカ留学は、こういう人生を歩んでいきたいと自分で決断した第一歩だったので大きなターニングポイントになった。
Q. ベトナムで暮らす楽しさは?
A. 私生活の面では、旅行がしやすいこと。タイにぶらっと行けるしベトナム国内の旅行でも色んな所にいけるしラオスやカンボジアにも気軽に行ける。
仕事面ではスピード感がすごくある。街の変化が早くて、それに自分が関わっているという実感が強い。
Q. 不安との向き合い方
A. ゼロではないけどあまり不安は感じない。何かを始めるとき、それが正解かわからないけど自分の決断だから失敗しても後悔はないと思う。だから不安はない。
Q. 大学生のうちから、留学などを経験しておけばよかったと思いますか?
A. 全然思わない。遅くなかったと思っている。
何でも人それぞれのタイミングがあると思っていて、仮に自分が学生の時に留学をしていたとしても何も実の入らない生活になっていたと思う。
だから自分は社会人を経験してから留学に行ってよかったと思っている。
Q. 何か決断するとき大切にしていることは?
A. 自分が納得のいく決断をしようとは思っている。いくつかオプションを考えた上で、納得いくものを選ぶようにしている。
元々、自分の人生で誇れるものも自信もなくて、好きなことをできていない自分が嫌いだった。自分を好きになる方法として、自分にできることをもっと増やしていく。もっと自分を好きになる人生を歩むようにしている。
「もう遅い」ということは何もなく、自分を変え続けている黒沢さん、
実はハノイの日系企業で働きつつ、ベトナムで出会った友人と3人でレストランの共同経営も始めたそうです!
日本だと、副業が認められないことも多く、また投資のハードルも高いですが、価値観が異なり、物価も安い国ならではのチャレンジですよね。
Hanoian Kitchen
https://www.facebook.com/HanoianKitchen/
丁寧に言葉を選らんでお話をしてくださり、本当にありがとうございました!
次回は、7月26日(日)夜21時からです!
7月19日(日)はお休みです。
7/26(日)『留学未経験からのインドで起業。海外での結婚と子育てのリアル!』
第6回目は、日本で働いた後、インドで起業をした女性のお話。
なかなか語られない起業後の話や海外での結婚、子育てのリアルについて伺います!
“海外で起業”と聞くと、キラキラしたように聞こえますが、現実は理想とかけ離れて、泥臭いことばかり。
そして多くの人がライフイベントとの両立のことで頭を悩ませます。
人生の様々なタイミングで、どのようなことを考え、決断をされてきたのか聞いていきたいと思います。
ぜひ皆様のご参加お待ちしております!
お申込み方法、イベント詳細は?
以下のリンクがお申込みページです。
社会人:https://home-myanmar.stores.jp/
学生:https://forms.gle/KD986SEyv4fGf1Gj7
またはPeatixのイベントページより https://hare-tokidoki-ooarashi-6.peatix.com